NGOスペース企画・記者会見「Hiroshima's Historiographersから見たG7広島サミット2023について」(5/19金14:00-15:00)

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G7首脳会合開催期間中のNGO・NPOによる企画を紹介します。

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【記者会見】
Hiroshima's Historiographersから見たG7広島サミット2023について

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日時:2023年5月19日(金)14:00-15:00

場所:広島市青少年センター2階 第二講義室

登壇者:John Mensing 

概要:

広島の歴史を核兵器に限定すると、主題である「広島」の心が曖昧になる。一方で「核兵器を使用する」という述語に注目すると、その用語や名詞に「核兵器、爆弾」等が存在しないことが平和の定義と解釈される。核兵器はこれ以上必要ないが、核兵器がなくなれば平和といえるのだろうか?核兵器の保有国は現在もあるが、今後核兵器を使用しない、または使用頻度を減らしていくことは出来るのだろうか?

先に述べたことは、核兵器を使用して何をするのか、なぜ核兵器を使用するのかという問いにつながる。1つ目の問いへの答えを得るには、広島で昔何が行われていたのかを知る必要がある。そこで私たちHiroshima's Historiographersは、広島平和記念資料館の原爆に関する展示物ではなく、そこから徒歩10分ほどの袋町にある、旧日本銀行広島支店の隣に所在する頼山陽史跡資料館を訪れることを提案する。頼山陽(1780〜1832)は、日本近代化のきっかけとなった漢文体の史書の「日本外史」(民間人による日本の武家の歴史書)を著した。その文中に、日本の心とは何か?日本の本質とは何か?日本人とは何者か?日本国民とは一体何か?という問いの答えが記されている。

私たちHiroshima's Historiographersが前述の問いに答えることは出来ないが、これらの問いが日本の歴史の中において、どこで・どのように述べられているかを指し示すことは出来る。私たちは、G7広島サミット2023で広島を訪れる皆さんに、広く語り継がれてきた犠牲者の話とは異なる角度から広島を知ってほしい、また日本の心を垣間見てほしいと願っている。私たちの見識は、以下の通りである:

  • 日韓関係の本質
  • 日露間の文化の密接な関係
  • 言文一致運動が文化リテラシーの点で欠落していたこと、及び連合国占領期がどのようにその欠落を悪化させたか
  • どのように海運業や犯罪行為でもあった海賊の存在が宮島と広島の大日本帝国時代の軍都としての地位の前触れとなったか

など。さらに多くの見識がある。

問い合わせ先:
John Mensing(ジョン・メンシング)
090-2861-0828 johnmensing@ycaps.org