イタリアG7外務大臣会合に向けたC7声明

· 政策提言,イタリアC7

2024年4月17日~19日にカプリで開催されるG7外務大臣会合に先立ち、我々C7は、G7外相に対し、より平和で公正かつ安全な未来のために、人権と人類と地球の共通の利益を促進する具体的な行動をとるよう求める提言を声明として発表しました。声明(PDF)はこちらからダウンロード可能です。

本声明に関する連絡先:secretariat@civil7.org, communications@civil7.org

以下では、本声明の抄訳を紹介します。

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G7外務大臣会合に向けたC7声明

2024年4月17日~19日に開催されるG7外務大臣会合に向けて

2024年4月14日

・世界は、紛争、気候変動、飢餓など、構造的な原因が未解決のまま連鎖する脅威的な危機を経験している。G7は、最も発達した経済圏の利益を一方的に促進するのであれば、問題の一部となりうるし、より平和で公正かつ安全な未来のために人権と人類と地球の共通の利益を擁護するのであれば、解決策の一部となりうる。

・世界平和の脆弱性、武力紛争の継続、そして、核兵器使用のリスクの高まりは、最大限の緊急性と具体的な行動を求めている。

・C7として、我々は、G7外務大臣および各国政府に対し、多国間システムを通じて、国際政策における体系的、変革的かつ生成的な変化を促進するよう求める。

・我々は、G7外務大臣に対し、戦略的な相違にもかかわらず、積極的に妥協点を見いだし、対話を維持する用意があることを求め、4つの主要な行動分野を強調する。

平和、共通の安全保障、核兵器廃絶(Peace, Common Security and Nuclear Disarmament)

原則に基づく人道支援(Principled Humanitarian Assistance)

食料正義と食料システムの変革(Food Justice and Food Systems Transformation)

人間の移動と移住(Human Mobility and Migration)