C7サミット・セッション12「気候危機へ抗する緊急性と環境配慮の両立のために」(4/14金10:00-12:00)

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C7サミットのセッション(全体会・分科会)を紹介します。

申し込み:http://bit.ly/3UhdfNC

気候危機へ抗する緊急性と環境配慮の両立のために

【日時】2023年4月14日(金)10:00-12:00(日本時間)

【場所】東京プリンスホテル

【趣旨】

IPCCの直近の報告によれば、産業革命以前と比較して気温上昇を1.5℃以内に収めるには全世界が2040年までにゼロカーボンへの移行を実現しなければなりません。しかしながらG7はいまだに化石燃料を用いた発電に対して、自国だけでなく途上国でも財政支援を続けています。

その一方で、市民社会はG7が再生可能エネルギーへの移行に向けてリーダーシップを発揮していることを歓迎しつつも大規模で拙速な移行については深刻な懸念が示されています。すでに移行に必要とされる鉱物調達の現場では環境への影響が表面化しており、今後さらに移行鉱物を巡った争いは生息域の破壊や生物多様性の喪失を悪化させるものと危惧されています。

本分科会では、化石燃料からのエネルギー以降に必要とされる戦略的重要鉱物の需要拡大によって最も環境的影響を受けることが想定されつつも、G7ではその声が代表されないグローバル・サウスの声に耳を傾けます。アジアのニッケル産出地域ですでに起きている環境破壊についてご報告いただき、さらに有望とされるニッケル、マンガン、コバルト産地と期待される太平洋における深海採掘がもたらす環境影響の危惧を紹介します。市民社会はG7に脱炭素方針を追求する一方で、移行は戦略的重要鉱物の調達に関して十分な環境配慮を両立させたものになることを求めます。これら鉱物資源の開発に向けた財政投入はそのような配慮の上に行われるべきです。

【プログラム】

  • はじめに・趣旨説明:

   田中滋(Fair Finance Guide Japan/アジア太平洋資料センター〈PARC〉)

  • 戦略的重要鉱物の陸上採掘における配慮の必要性:

   ムハンマド・アルアミン(WALHI南スラウェシ)

   波多江秀枝(FoE Japan)

  • 海に迫る新たな脅威:

   ナタリー・ラウリー(深海採掘キャンペーン)

   ペレネティータ・カラ(トンガ市民社会フォーラム)

   ライザ・ナイノカ(グローバリゼーションに抗する太平洋ネットワーク〈PANG〉)

  • 質疑応答

*本セッションは、Fair Finance Guide Japanが運営し、スウェーデン国際開発協力庁(Sida)からの助成を受けています。

【登壇者紹介】

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田中滋(Fair Finance Guide Japan/アジア太平洋資料センター〈PARC〉)

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ムハンマド・アルアミン(WALHI南スラウェシ)

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波多江秀枝(FoE Japan)

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ナタリー・ラウリー(深海採掘キャンペーン)

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ペレネティータ・カラ(トンガ市民社会フォーラム)

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ライザ・ナイノカ(グローバリゼーションに抗する太平洋ネットワーク〈PANG〉)