G7首脳会合開催期間中のNGO・NPOによる企画を紹介します。
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日本が水銀に関する水俣条約の進展を阻んでいる?
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全ての蛍光灯には、有害で長期に渡る健康被害を起こす神経毒である水銀が含まれています。蛍光灯が壊れたり、不適切な処理をされた場合、蛍光灯に含まれる水銀が、大気や土壌、水を汚染し、一般の人々の健康と安全を脅かすリスクとなります。
そこで、水銀に関する水俣条約では、昨年、2022年の第4回締約国会議で、2025年までに水銀を使用する、直管型蛍光灯を世界的に廃止しようという合意をしようとしていました。
しかし、日本を含む数カ国がこの合意に反対し、合意に至りませんでした。日本政府、業界団体である日本照明工業会(JLMA)は今年もすでに反対することを表明しています。
そのため、クリーンライティング連合(Clean Lighting Coalition)は、今年10月に開催される第5回締約国会議で、今度こそ、2026年までに直管型蛍光灯を廃止することに世界が合意できるよう、日本政府に対し賛同を求めるキャンペーンを開始しました。
ブリーフィングでは、2026年までになぜ直管型蛍光灯を廃止すべきなのか、国内外への影響、そして、日本の賛同を阻んでいる背景、解決策の提案をお伝えいたします。
場所:広島市青少年センター2F 第二講義室(広島県広島市中区基町5番61号)
日時:5月20日(土)17:00-18:00
言語:日本語(英語質問対応可)
内容:
- 現状説明と日本が2025年直管型蛍光灯廃止に賛同しなければいけない3つの理由
- クリーンライティング連合 日本キャンペーンコーディネーター 有川 真理子
- 日本のLEDシフトを阻んでいる理由と解決策の提案
- クリーンライティング連合 日本キャンペーン技術担当 山見 拓 /以降、質問タイム
<連絡先>
広報担当:有川真理子 [日/ENG] – media.clicj@gmail.com
技術担当:山見拓 [日] – yamami@hinodeya-ecolife.com
技術担当:大関はるか [日/ENG] – ozeki@hinodeya-ecolife.com
クリーンライティング連合(https://cleanlightingcoalition.org/)は米国のNGO、CLASP(https://www.clasp.ngo/)がコーディネートする国際共同体で、水銀をに関する水俣条約を通じて、水銀を使用する照明を撲滅し、国際市場が水銀フリーでエネルギー消費の少ない、コストパフォーマンスの良いLED照明に移行することを目的としています。